股関節手術後「歩くのが怖い」を“楽しい”に戻す|退院後の体づくりを施術例で解説


(画像はご利用されるお子様連れのお客様のイメージです。
本文記事とは関係ありません。)

 

股関節の手術を終えて退院したあと、
こんな感覚はありませんか?

 

「痛みは落ち着いてきたけど、歩き方がぎこちない」

 

「かばっていた頃のクセが抜けない」

 

「脚が重くて、外に出るのが億劫」

 

 

今回は、股関節手術後の歩き方のクセを整え、
“不安なく楽しく歩ける体”を目指したお客様の施術例をもとに、
退院後に起こりやすい不調の原因と、
整体でのサポート方法をわかりやすくまとめます。

 


 

退院後に「脚が重い・硬い」が出やすいのはなぜ?

 

入院や手術後は、リハビリをしていても
日常の活動量が落ちやすく、
筋肉の張り・むくみ・動きの制限が残りやすい時期です。

 

さらに、痛みを避けるために体は無意識に
“守る動き”を選びます。

 

この「守る動き」が続くと、股関節だけでなく、
腰・お腹・背中の連動が固まり、
歩くときのバランスや重心が偏りやすくなります。

  • 腿がパンパンに張る(リハビリ負荷+使い方の偏り)
  • 股関節前側が硬い(脚が前に出にくい、歩幅が小さくなる)
  • 重心が片側に逃げる(片脚に乗れない、傾く感じが出る)
  • お腹?腰が固い(体幹が働かず脚が余計に頑張る)

 

つまり、退院後の不調は「股関節だけの問題」ではなく、
股関節を守るために作られた“全身の動きのパターン”
影響していることが多いのです。

 


 

施術例:目標は「不安なく、楽しく歩ける体」

通う目的:歩き方のクセ修正+退院後ケア+美容(小顔・頭蓋骨)

 

このお客様が最も大切にしていたのは、
「痛みが出ないように恐る恐る歩く」から卒業して、楽しく歩くこと

 

加えて、退院後の運動不足による重さの改善や、
あぐらがかける体づくり、

 

さらに小顔矯正・頭蓋骨調整によるスッキリ感も
目的として通われていました。

 

施術前:腿の張り・股関節の硬さ・重心の偏り

  • リハビリで腿が筋肉痛のように張り、パンパン
  • 股関節の柔軟性が低く、体が全体的に硬い
  • かばって歩くクセで「体が傾く感じ」がある
  • 入院後の運動不足による脚のだるさ・体の重さ
  • 重心が左に偏りやすく、右脚に力を入れにくい
  • 昔からあぐらが苦手で、股関節が開きにくい

 

施術中の会話でも、リハビリの負荷が高いことが
伝わってきました。

 

 

Q:リハビリで腿がパンパンとのことですが、何をしたのですか?

 

A:筋肉を伸ばしたり、お尻上げ(30回3秒キープ)をしたり…結構きついです。

 

頑張っているからこそ、張りが抜けずに“脚が重く感じる”
ことが起こりやすいタイミングでした。

 


 

施術の考え方:股関節だけを動かさず「歩く連動」を戻す

 

このケースでは、股関節の硬さに直接アプローチするだけでなく、
股関節が動きやすくなる“通り道”を整えることを重視しました。

 

1)腰?お腹の“張り付き”を外す

 

股関節の動きは、腰・骨盤・腹部の柔軟性とセットです。

 

ここが固いと、脚を上げる・前に出す動作が詰まりやすくなります。

 

2)背面の緊張をゆるめて、体幹の支えを作る

 

歩くときに体幹が働かないと、脚が過剰に頑張り、張りやすくなります。

 

背中の緊張をゆるめながら、腹部(体幹)のスイッチを入れていく方針です。

 

3)重心の偏りを整える(片脚に乗る準備)

 

重心が左に逃げやすい状態では、
右脚に体重を預ける動作が怖くなります。

 

“正しく立てる感覚”を体に覚えさせることが、
歩行の不安を減らす近道です。

 


 

施術後:脚の軽さ・可動域・むくみの変化を実感

 

施術後は、次のような変化が見られました。

  • 腰・お腹の張り付きがゆるみ、背面の緊張が軽減
  • 前屈がしやすくなり、背面の伸びに改善の兆し
  • 気にしていた脚の重さが軽くなった
  • 股関節の可動域が「前より動く感じ」が出た
  • お腹周りのむくみが取れてスッキリ
  • バランスが整い、正しく立てる感覚が出た
  • 小顔・頭蓋骨調整で頭が小さく感じ、リフトアップ感を実感

 

「脚が軽い」「立ちやすい」という感覚は、

 

歩行の不安を減らす“安心材料”になりやすい大切な変化です。

 


 

目標@:あぐらが苦手な人ほど、股関節だけではなく“お腹”が鍵

 

「股関節が硬いから、開脚やあぐらが苦手」と
思われがちですが、
実際はお腹?鼠径部(脚の付け根前側)
硬さが強いと、股関節が開きにくくなります。

 

この方も、お腹周りの硬さ・むくみがありました。

 

そこで次回以降は、股関節の前面・腰・お腹の
アプローチを継続し、

 

“あぐらができる範囲”を少しずつ広げる方針です。

 


 

目標A:「楽しく歩く」ために必要なのは、筋トレだけではありません

 

リハビリで筋力をつけることはとても大切です。

 

ただ、筋力がついても、歩き方のクセ
(かばい)が残ると、

  • 片側だけ張る
  • 脚が重い
  • 傾き感が抜けない

 

という形で「不安」が残ることがあります。

 

整体では、筋肉をゆるめるだけでなく、
体幹と重心の使い方を再学習して、
歩行の不安を減らす土台づくりをサポートします。


 

家でできるセルフケア:1分の“体幹スイッチ”

 

施術中に行ったのが「お腹を凹ませる練習」です。

 

体幹が入ると、股関節や脚の負担が分散しやすくなります。

 

やり方(呼吸で1分)

  • 背すじをラクに伸ばして立つ(または椅子に浅く座る)
  • 息を吐きながら、お腹を“薄くする”イメージで凹ませる
  • 肩や首は力を抜く(顔に力を入れない)

 

「強く締める」より、呼吸と一緒に“自然に入る”感覚がポイントです。

 


 

注意:手術後のケアで無理をしないために

 

整体は、退院後の体づくりに役立つことがありますが、
状態によっては医療優先です。

 

次のような場合は、まず主治医や医療機関へご相談ください。

  • 急な痛みの悪化、発熱、腫れの増強
  • しびれが強い、力が入らない
  • 歩行が明らかに不安定になった

 


 

まとめ:退院後は「戻す」より「作り直す」感覚でOK

 

股関節手術後の体は、頑張ってきた分だけ
クセも残ります。

 

だからこそ、退院後は「元通りに戻す」より、
不安なく歩ける“新しい体の使い方”を作り直す
感覚が合っています。

 

脚の重さ、股関節の硬さ、重心の偏り、体の傾き感…。

 

一つずつ整えていけば、歩くことはまた楽しくなります。

 

焦らず、でも放置しすぎず、体の回復を
一緒に育てていきましょう。

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