猫背を「意識してるのに戻る」人へ:背中が重いのは、腰を守るための“引っ張り合い”かもしれません


(画像はご利用されるお子様連れのお客様のイメージです。
本文記事とは関係ありません。)


「猫背は意識している」
「肩の位置も気をつけている」

それなのに、気づくと背中が丸まり、背中が重たい。
腰もなんとなくかばってしまう…。

 

この記事は、当サロンの施術例をもとに、
猫背が“姿勢のクセ”として固定される仕組みと、
背中の重さ・腰の負担・腕の上がりにくさ

つながる理由を、できるだけわかりやすく解説します。

※本記事は医療行為の代替ではありません。
強い痛み、しびれ、麻痺、排尿排便の異常などが
ある場合は医療機関へご相談ください。

今回のケース:目的は「猫背改善」から「全身ライン」へ広がっていく


お客様が来店された一番の目的は、猫背を改善して、
それに伴う背中の張り腰の負担を軽くすることでした。

 

施術中の会話では、セルフケアへの意識も

はっきり出ていました。

そして施術後には、猫背だけでなく
骨盤の開きヒップライン
二の腕まで含めて「全体が整う」方向を
目指しているとご希望を伝えて
下さいました。

施術前:背中が「痛い」ではなく「重たい」理由


施術前のお客様は、猫背によって
背中全体が硬くなり、
「重たい」と感じる状態でした。

  • 巻き肩の影響で背中上部?肩まわりが強く緊張
  • 腰をかばうことで、背中がさらに引っ張られる
  • 左腕が上がりにくい
  • 下を向く癖で、首の前側の張りが強い
  • 足のだるさ

 ここで大事なのは「痛みがないのに重い」という感覚です。
このタイプの重さは、筋肉が壊れて痛いというより、
体が崩れないように“支え続けている疲労”
として出やすいのです。

猫背が続く仕組み:背中が丸いからではなく「腰を守るための丸さ」


猫背というと「背中が丸い」が注目されますが、
実際は背中だけの施術では元の悪い状態に
戻りやすいです。

 

今回のケースでは、猫背によって背中が引っ張られ、
腰をかばうことで全身の硬さや重さが増す、

となっていました。

 

つまり猫背は、「姿勢が悪い」というより
腰を守るための代償姿勢として固定されている

可能性が高い、ということです。

 

この場合、背中を無理に伸ばすだけでは

逆効果になることがあります。
体は「腰が危ない」と感じると、
また丸まって守ろうとするからです。

施術後:体が軽くなると「頭が小さくなる感じ」が起きた


施術後、お客様ははっきりと変化を言葉にされました。

  • 「体が軽くなる」
  • 「すっきりしました」
  • 頭部のむくみが取れて「頭が小さくなる感じ」
  • 背中?二の腕のラインがシャープに感じた
猫背が強いと、胸郭(肋骨まわり)が動きにくくなり、

呼吸が浅くなりやすいです。
呼吸と血流が戻ると、顔や頭のむくみ感が

変化として出ることがあります。

残った課題:左右差は「戻りやすさ」のヒント


施術後のセルフストレッチ確認では、
「右の背中が伸びにくい」という左右差が
残っていました。

 

 左腕の上がりにくさは改善方向でしたが、
体は左右差が残ると、疲れたときに“戻る方向”も

左右差のある形になります。

 

だから次回以降は、右肩まわりの動きにくさと、
右背面の伸びにくさを重点的に整えて、
左右のバランスを均等にしていくことが重要になります。

「お尻の穴を締める」が効く理由:骨盤が“土台”だから


お客様がセルフケアで続けていたのが
「お尻の穴を締める」意識でした。

これはとても良い感覚です。
骨盤底筋や股関節まわりが働くと、
上半身を背中だけで支えなくてよくなり、
猫背が“腰を守るための丸さ”になりにくくなります。

 

ただし、締めすぎると呼吸が浅くなることもあります。
次の「呼吸とセット」で行うのがおすすめです。

今日からできるセルフケア:意識が高い人ほど「やりすぎ」を防ぐ

 

 

 

1)骨盤の締め意識+呼吸(30秒)

 

  1. 軽く「お尻の穴を締める」
  2. そのまま鼻から吸って、口からゆっくり吐く
  3. 吐くときに、肩がすくまないように

※力は3割で十分。強くやりすぎないことがコツです。

 

 

2)巻き肩を戻す“胸の前のゆるめ”(20秒)

 

  1. 壁に前腕を当て、胸の前を軽く伸ばす
  2. 肩が上がらない範囲で、息を吐きながら行う

 

3)右背面が伸びにくい人の「片側ストレッチ」(20秒)

 

  1. 右手を前に伸ばし、肩甲骨の内側を広げる
  2. 伸ばすより「呼吸で広がるのを待つ」

 

4)足のだるさ対策:ふくらはぎポンプ(10回)

 

つま先上げ下げをゆっくり10回。
猫背が強い人ほど下半身の循環が落ちやすいので、短時間でも効果的です。


次回以降の施術方針:柔らかい肉質ほど「流れ」を整える


今回の所見で大切だったのは、
お客様の体質として「肉質が柔らかく、
お尻が流れやすい」という点です。

 

そこで次回以降も、
骨盤の開きを締め、ヒップラインを

安定させる施術を継続しながら、
残った左右差(右肩・右背面)を
重点的に整えます。

 

左右差が整ってくると、姿勢が“頑張り”ではなく
自然に戻る形として定着しやすくなります。


まとめ:猫背は「背中を伸ばす」より、全身の支え方を変える


猫背を意識しているのに戻る人は、
意志が弱いわけではありません。
体が腰を守るために、背中を丸めて
支え続けている可能性があります。

 

骨盤を安定させ、呼吸を通し、

左右差を正していくことで、
「背中が重い」「腰がかばい気味」
「腕が上がりにくい」という悩みは
まとめて軽くなることがあります。

 

もし「猫背が原因だと思うけど、

どこから直せばいいかわからない」なら、
部分ではなく全身のつながりで整える視点を
持ってみてください。

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