「咳が続く・息が苦しい」…実は“胸郭の硬さ”と“体幹の使い方”が関係することがあります

(画像はご利用されるお子様連れのお客様のイメージです。
本文記事とは関係ありません。)
「咳がなかなか治らない」「胸が苦しい」
「深呼吸すると詰まる感じがある」――。
この手の悩みは、花粉・鼻づまりや胃酸逆流(逆流性食道炎など)が
重なり、さらに猫背・胸郭の硬さが加わることで、
体感として一気に悪化するケースがあります。
※重要:本記事は医療行為の代替ではありません。咳が長引く、息苦しさが強い、胸痛・発熱・喘鳴、夜間増悪、血痰などがある場合は、早めに医療機関へご相談ください。整体は診断や治療を目的としません。
今回の施術モ:咳・呼吸の苦しさ+胃酸逆流+花粉(鼻づまり)が重なっていたケース
ここからは、施術中の会話をもとにした、
実際のケース(個人が特定されない形で編集)です。
来店目的
- 呼吸の苦しさ・咳を改善したい
- 胸が広がらない/背中が張るので胸郭を拡げたい
- 同時に、お腹を絞りたい(下腹)・足のむくみ(鼠径部の詰まり感)も改善したい
当日の身体の状態(施術前)
- 左胸?背中が硬く、浅い呼吸。胸の苦しさが出やすい
- 咳が続きやすい背景として、胃酸逆流(ヘルニア示唆)と花粉由来の鼻づまりが併存
- 猫背傾向で、肩まわりに圧痛
- へそ周囲?下腹が硬く、腹筋(腹圧)が入りにくい
- 鼠径部の詰まりが強く、下肢のむくみ・重だるさ
- 右鼻が通りにくい
施術後の変化(本人の体感)
- 「胸が広がって呼吸が楽」「軽くなった」
- 肋骨の内側に呼吸が入り、横隔膜の動きが出やすくなった
- へそ周囲?下腹の硬さが緩み、立ったときに下腹がへこみやすい
- 鼠径部の詰まりが抜け始め、脚の軽さが出やすい流れへ
- 「腎臓ライン」刺激後、右鼻の通りが改善
ポイント:このケースは「咳=喉だけ」の話ではなく、
呼吸(胸郭・横隔膜)、姿勢(猫背)、
腹圧(体幹の使い方)、そして鼻(花粉)や
胃酸逆流が“同時に絡む”状態でした。
なぜ「胸郭が硬い」と呼吸が苦しく感じやすいのか(整体視点のやさしい説明)
呼吸は、肺が勝手に伸び縮みしているように見えて、
実際は胸郭(肋骨・胸椎)と横隔膜が連動して
「空気の出入りを作る」運動です。
ところが、
- 猫背で胸が潰れ気味
- 肩・胸の前側(小胸筋や前鋸筋周辺)が張っている
- 背中(胸椎)や肋間が動きにくい
- 下腹が固くて腹圧が使えない(体幹の支えが弱い)
こうした条件が重なると、
呼吸の“拡がる余白”が物理的に減るため、
「息が入らない」「胸が詰まる」
「咳で余計に疲れる」という体感が出やすくなります。
さらに、鼻づまりがあると口呼吸になりやすく、
口呼吸は胸・肩で吸う癖(浅い呼吸)を
強めることが多いです。
そこへ胃酸逆流が重なると、喉の刺激が続き、
咳が治りにくい…という“複合ループ”になりやすいのが
厄介な点です。
施術で何をしたか(再現性が高いポイントだけ)
施術例から、効果に直結しやすい
施術要素を「何を狙ったか」で整理します。
(1)胸郭を拡げる:肋骨・胸椎・肩甲骨の連動を戻す
- 肋骨まわり(肋間筋・胸骨周辺)をゆるめ、拡がる方向を作る
- 胸椎(背中の上?中部)の可動を引き出す
- 肩甲骨の動きを出して、胸の前(小胸筋など)の過緊張を下げる
(2)「腹圧」を再学習
- へそ周囲?下腹の硬さをゆるめる
- 呼気で軽く締める(強く凹ませない)感覚を作る
- 立位で「お尻を締める+下腹をクッと入れる」を安全に再現
(3)鼠径部の詰まり・むくみ:流れの“入口”を開ける
- 鼠径部(大腿付け根)周囲の軽い解放
- 大腿内側?膝裏?下腿の流れを整える
- 下腹?骨盤前面が硬いと鼠径が詰まりやすいので、体幹とセットで扱う
このケースでは、呼吸(胸郭)を整えた結果、下腹の
入りやすさや脚の軽さまで連動し始めました。
呼吸は“上半身だけ”の話に見えて、体幹の使い方を
変える入口にもなり得ます。
今日からできるセルフケア(オフィス・車内でも再現しやすい)
「難しい呼吸法は続かない」「ヨガの深い呼吸がしんどい」
という声があったため、継続しやすさ重視でまとめます。
セルフケアA:胸を“反らす”より「肋骨を横に拡げる」
- 椅子に浅く座り、背もたれに寄りかからない
- 肩を上げず、鼻から吸える範囲で吸う(無理しない)
- 「胸を張る」のではなく、肋骨が横にふくらむイメージ
- 吐くときは、口をすぼめてゆっくり(咳が出る人は特に“ゆっくり”)
目安:1回30?60秒を、1日2?3回。
セルフケアB:軽い呼吸(“凹ませすぎない”)
- 息を吐きながら、へそ下を薄くする
- 力は2?3割でOK(頑張るほど続かない)
- そのまま10秒キープ×3回
注意:このケースでは「コルセットで逆流が悪化した」経験がありました。締め付けで固めるのではなく、呼吸が保てる範囲の体幹安定を優先してください。
セルフケアC:脚のむくみが気になる人向け(鼠径を“押さない”)
- 鼠径部を強く押すのではなく、太ももの内側を手のひらで軽くさする(1分)
- 足首を回す、つま先を上げ下げ(30回)
- 座りっぱなしが続く日は、水分を少しずつ(まとめ飲みしない)
次回以降の施術方針(同じ悩みの方の参考)
- 胸郭・上半身:肋骨/胸椎/肩甲骨/前胸部のリリースと可動づくり
- 体幹:横隔膜の動き+腹横筋の働き(軽いドローイン)
- むくみ:鼠径部?下肢の流れ、下腹?骨盤前面の硬さの調整
- 姿勢・重心:骨盤の前後傾コントロールと足部支持の再学習
このケースでは、施術間隔は4週間ごとを目安に継続し、
日常で再現できるセルフケアをセットにしていく方針でした。
よくある質問(施術中の会話より)
Q. 咳の原因って結局なに?
A. 咳の原因は一つに限りません。
このケースでは、胃酸逆流(喉への刺激)と
花粉による鼻症状が重なり、さらに胸郭の動きが浅いことで
呼吸がしんどくなっていました。
整体は診断をしませんが、身体の動き(胸郭・横隔膜・姿勢)を
整えることで「呼吸が楽」という体感につながることがあります。
Q. ヨガの深い呼吸が続けられません…
A. 無理に深く吸う必要はありません。
むしろ「肩で吸う」癖が強い時期はしんどいことが多いので、
短時間・軽負荷(肋骨を横に拡げる意識、
ゆっくり吐く)からでOKです。
Q. コルセットや強い締め付けはどう?
A. このケースでは逆流が悪化しました。
呼吸が浅くなると、体幹が余計に固まりやすいので、
締め付けより「呼吸を保てる体幹安定」を優先しましょう。
まとめ:症状が複合しているほど「胸郭×体幹の再学習」が効いてくることがある
- 咳・息苦しさは、鼻(花粉)や胃酸逆流と重なって複雑化しやすい
- 猫背や胸郭の硬さがあると、呼吸の余白が減って体感が悪化しやすい
- 整体では、胸郭の可動と体幹(腹圧)の再学習をセットで扱うと変化が出やすい
「私も近いかも」と感じた方は、
まずは上のセルフケア(A・B)だけでも、
無理のない範囲で試してみてください。
※本記事は施術例をもとに一般化して編集しています。効果には個人差があります。
※医師の診断・治療を受けている方は、指示に従ってください。整体は医療行為ではありません。
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