【事例から読み解く】産後ママの“左側だけつらい”はなぜ起きる?骨盤・肩甲骨・腹圧の本当の関係

(画像はご利用される骨盤エクササイズイベントのイメージです。
本文記事とは関係ありません。)
「左肩?背中?腰がとにかくつらい」
「抱っこ紐を使うと左が限界」
「寝不足でむくみもひどい」――。
これは実際に当院へ通われている産後ママのリアルな声です。
本記事では、実際の施術事例をもとに、
- なぜ“左側だけ”つらさが強く出るのか?
- 猫背・骨盤・お腹(腹圧)はどう関係しているのか?
- なぜお腹を整えると「くびれ」と「睡眠」が変わるのか?
を、解剖学・最新研究の視点も交えて解説します。
■ 実際の産後ママの状態(施術前)
主訴:左肩?背中?腰の強い辛さ(特に腰は左が顕著)
- 2時間おきに夜間覚醒(慢性的な寝不足)
- 猫背傾向・肩甲骨が動きづらい
- 左肩は後ろに手が回らない(可動制限)
- 頭のむくみ感(頭痛なし)
- お腹の硬さ・内臓のこわばり
- 股関節は極端に硬くないが“広がりやすい”産後特有の状態
- 膝裏・ふくらはぎのむくみ・水分滞留感
会話の中で繰り返されたキーワードは、
「左側」「猫背」「むくみ」「お腹を使えない」「寝不足」
でした。
■ なぜ“左側だけ”こんなに辛くなるのか?
@ 抱っこ動作による“非対称固定”
多くのママは無意識に抱っこを同じ側で行います。
すると、
- 肩甲骨が外に引っ張られたまま固定
- 胸椎(背骨上部)が丸まり続ける
- 腰方形筋が片側だけ緊張
という状態が慢性化します。
A 寝不足 → 自律神経の乱れ → むくみ
睡眠不足は血流・リンパ循環を低下させます。
その結果、
- 頭のむくみ
- 膝裏の水分滞留
- ウエストライン下の詰まり感
が出やすくなります。
B 最大の原因は「腹圧が抜けている」こと
実は、今回のケースで最も重要だったのは腹圧低下です。
腹圧が抜けると、
- 骨盤が安定しない
- 背骨が支えられない
- 肩甲骨の動きが悪くなる
つまり、肩の問題に見えて、実は骨盤とお腹が原因
ということが少なくありません。
■ 施術後に起きた変化
- 肩関節が「パキッ」と動く感覚
- 左背中?腰が軽くなる
- お腹が温かくなり、むくみが流れる
- くびれの変化を触って実感
- 足が軽くなる
特に印象的だったのは、
「お腹が温かい」「ウエストより下が楽」
という言葉です。
これは、腹圧が回復し始めたサインでもあります。
■ 産後の骨盤ケアで本当に必要なこと
多くの人が「骨盤矯正=歪みを戻す」と考えます。
しかし本質は、
“骨盤を締める”ではなく、“支えられる状態をつくる”こと
です。
必要な3ステップ
- 胸椎の伸展(猫背改善)
- 腹圧の再学習(お尻を締める意識)
- 股関節の“はまり”を整える
この順番を間違えると、肩ばかりほぐしても戻ります。
■ なぜ今「骨盤エクササイズ指導者」が求められているのか?
近年、産後ケア市場は拡大傾向にあります。
しかし、
- 解剖学を理解している
- 腹圧を説明できる
- 骨盤底筋と姿勢を関連づけられる
指導者はまだ多くありません。
整体だけでも、トレーニングだけでも足りない。
“整えてから使わせる”視点が必要です。
■ 施術者として必要な視点(今回の事例から)
- 左肩が悪い=左肩を揉む、ではない
- 猫背=背中を押す、ではない
- 骨盤が広がる=締めればいい、ではない
全身の連動を見抜く力が重要です。
今回も、
- 肩後面の深部をゆるめる
- 腹部内臓調整
- リンパの流れ促進
- 骨盤のはまり調整
を段階的に行いました。
■ 自宅でできるセルフケア
@ お尻を締める意識
軽くキュッと締める → 内臓が引き上がる感覚を探す
A お腹を突き出さない立ち方
肋骨を下げる意識で腹圧を保つ
B 肩甲骨を外にぐるぐる回す
可動域を“戻す”のではなく“思い出させる”
■ こうした技術を体系的に学びたい方へ
もしあなたが、
- 産後ママをサポートしたい
- 整体+エクササイズを融合したい
- 副業・在宅ワークとして始めたい
と考えているなら、
骨盤エクササイズインストラクター養成講座
という選択肢があります。
単なる資格取得ではなく、
「不調を読み解く力」を身につける講座です。
■ まとめ
産後の不調は、
肩の問題でも、骨盤の歪みでもなく、“連動の崩れ”
であることが多いのです。
今回の事例が示したように、
- 腹圧
- 肩甲骨
- 骨盤
- リンパ循環
はすべてつながっています。
正しく整え、正しく使える体へ。
その知識と技術を、あなたの手に。
